2005年04月17日

119

私は思い切って扉を開けたが、その先の光景を見て驚かざるを得なかった。
中は小さな画廊になっていたのだ。
壁は全て動物や鳥の絵画で覆われており、部屋の中心では一人の老人が大きな画布に向かって忙しそうに一匹の狼の絵を描いている。どうも私が部屋に入ってきたのに気づいてないようだ。
絵を描きながら幸せそうに鼻歌を歌っている。
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88

私は分岐点を左に進み暗い通路へ入っていった。
通路は鋭く左に曲がった後真っ直ぐ続いており、すぐに右手に扉が見えた。
その樫の扉に近寄って、聞き耳を立ててみると、誰かが鼻歌を歌っているのが聞こえるではないか。
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