2005年04月18日

196

とりあえず老人は危険なようには見えない。
私が声をかけると老人は筆を置いて私を見た。
「どうしたかな?何か助けが必要かね?わしにできる範囲にしてくれよ。」
私はエメラルドがどこにあるか知らないか尋ねることにした。
老人はその髭を引っ張って頭を振って心配そうに答えた。
「わし等はここでは竜の目のことは話さないんじゃよ。宝探しにこの地下迷宮へ降りてくるやつらで再び戻ってきたやつらは居らんのじゃ。残念じゃがおぬしの手助けはしてやれんようじゃ。
じゃが、もしよければ、わしのこの、出来上がったばかりのかわいらしい梟の絵を買わんかね?」
彼は絵のことになると急に口調が変わって熱心になった。
「今なら金貨5枚で良いぞ」


ああ、なんかこのパラグラフで大分展開が読めたような気がする。
「わし等」はこのダンジョンの住人として、ここの会話で竜の目を求めてここに入り込んでいる連中が何人かいるということは、ヘンリー・ドラカーが適当に主人公みたいな間抜けを見つけて毒を飲ませて鵜飼の鵜のように、このダンジョンに送り込んでいるんじゃなかろうか。

【関連する記事】
posted by marker at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | パラグラフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。